セルゲイ・プロコフィエフ
10の小品 op.12
キャラクターデザイン
これはもともと「お題」の目的ではなく、この曲集を弾いていてイマイチキャラクターを掴んでないな、と感じたところから「擬人化していみるのはどうだろう」という経緯でできたものです。あえて無名のキャラクターにしてあります。そしてスケッチというかドラフト的な文になっています。
1. March 10代前半の少年。何らかのやんちゃで生傷が絶えない。反抗期でちょっぴり無口だけれど猫気質でかまって欲しいそぶりを見せることも。白めの肌、濃茶の目と髪。髪はとかしてない。行動と思考は素早く、感情と言葉は無。クロップドジーンズにサンダル、汚れて伸びた大きめTシャツ。 2. Gavotte 見かけは20代後半くらいの女性。長い黒髪、赤い唇、青目の憂いを含んだ表情をしたフランス風美人。黒の手袋、紺のコート、黒のハイヒールブーツ。一人狼、でも本当は淋しい。人との距離に関わる過去の傷。 3. Rigaudon 20代男性、年齢不詳。言葉などでごまかすのが得意(自分も他人も)。だますことで楽しみ、だまされた方も夢を見れる。骨張って指や腕が長い。灰目に金のストリーク入りの髪。気分により髪型を変えるためちょっと長め。自分はeverywhereでnowhere。砕けたスーツ(白シャツにゆるめのネクタイ+ジャケは日替わり。 4. Mazurka 初潮を迎えたばかりの少女で、思考と体型はmildly anorexic。深いえんじ色のワンピース、赤栗色のカールのかかったセミロングの髪、ヘーゼルアイ。先のちょっと尖った靴(茶革)。世の中の闇を知り始め、同時にそれに憤りを感じる純粋さ。大人不信。 5. Caprice 中性的な雰囲気の30代女性。ショートのアッシュブロンド髪に明るい茶目。静かな目力があり、冷静沈着かつさりげなく優雅。言葉も優雅だけれど内容は歯に衣着せない。パンツスタイルでベージュとセージが基本カラー。内面の繊細さを少し隠すように少し強がっている節が。 6.. Legende アルビノ風の見かけは30代の長いウェーブヘアの女性。背は高い。青灰色のショールを羽織り、灰色のドレスを着て、本当はもう何十年も生きてきて、家族もみんな死んでしまって一人で窓の外を眺めている。記憶と想像の境が曖昧。 7. Prelude 10歳ほどの少女。ちょっとませてて、でも無邪気で明るい。金とも茶とも灰ともつかない、untamedなカール気味の髪に、見る度に色味が変わる青目。やんちゃで活発、多感で運動神経が良いためよく動き身体言語が大きい。白いふんわりワンピ、赤の靴。 8. Allemande 20歳後半男性。骨太なのにがりがり、大柄。赤茶の革のコートに古びたジーンズ、古い革靴。茶髪、茶目、鋭い目、骨張った顔。辛いどころじゃすまない経験を多々してきている。本当の意味での一匹狼。憎しみを伴う。 9. Scherzo Humoristique 年齢不詳、若くも老いても見える小男。勘が良く、世渡り上手。量の少なめの髪は少量の白髪交じりの黒。ギャンブラーで、言葉は要点に絞って話す。すり切れた黒のジャケットの中にTシャツ、タップシューズみたいな靴に黒ズボン。 10. Scherzo 30代男性。すらっとして細いけれどしなやかな筋肉質。知性と効率、でもユーモア(皮肉やブラックも交え)や遊び心、芸術センス、showmanshipやカリスマも備える魔術師タイプ。黒シャツ黒ズボン黒靴。打算高く執念深い上に行動派で、敵は絶対許さない。